< 昼光照明

英国海兵隊フィジカルトレーニングセンター (スコットランド・アーブロース)

Xtralite のエアロゲルパネルによるグレージングシステムは、Watson Burnett Architect の明るく風通しのよい設計コンセプトを実現する上で不可欠な部材であることが実証されています。

Royal Marines Physical Training Center in Abroath Scotland

RM Condor の英国海兵隊フィジカルトレーニングリクリエーション センターには、多岐にわたる活動空間が揃っています。 このセンターの設計者にとっては、よく知られたスポーツ施設の類型をなぞった設計も容易だったはずですが、実際にはこれまでにないアプローチがとられました。このプロジェクトのパートナーである Alistair Burnett 氏は次のように説明しています。「巨大なビルになるという点は疑う余地はありませんでした。 私どもは、これまでの巨大で暗い箱のような代物ではなく、思いもよらないような明るく開放感のあるビルにしようと考えたのです。 このビルの利用者は、トレーニングであれリクリエーションであれ、ビルの中で長時間を過ごすことになります。 自由時間に社交場として機能するクラブさえあります。 したがって、明るく、うっとうしさのない環境の創造は不可欠でした。 1 階の活動空間は、ほぼ全体がビル全体の高さを持ち、上階の床は、その下の空間に開けたギャラリーによって張り出しています。 ビル内部の明るさと開放感を引き立てるために Xtralite の LUMIRA® エアロゲルパネルグレージングを大量に使用しています。その結果、自然光があふれるように降り注ぎ、このような開放的な空間をすべて現実のものとしています」

設計者は、再生可能技術を採用するのではなく、受動的手段で最大の省エネ効果を引き出すことを模索しました。 U 値がわずか 0.91W/m²K の 25 mm 厚 LUMIRA® エアロゲルパネルグレージングを大量に使用することで、影が発生しない豊かな昼光が得られています。 このような環境性能は、このビルで展開される身体活動に理想的であると同時に、Scottish Technical Standards の断熱要求事項に容易に適合し、太陽熱の取り込みを制限しています。

昼光をこのように大量に使用することで、人工照明によるエネルギー使用量を削減しており、それはセンサを使用することでさらに効果的なものとなっています。 LUMIRA® エアロゲルパネルグレージングに組み込んだ可動窓をはじめとする多彩な受動的通気技術も採用しています。 制御式の天井採光を使用することにより、暖気の吐出から通気性のない層状の空気流を作り出し、使用量が多いときには、機械による強制吐出を実施します。