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フリーマンズ クウェイ プール & レジャー センター (イギリス・ダラム)

キャボットの高性能エアロゲルが新しいスポーツホールとプールに導入されました。

Freemans Quay Pool and Leisure Center in Durham UK

Wm Saunders Partnership LLP が設計を手掛けたフリーマンズ クウェイ スイミング プールおよびレジャー センターは完全に現代的な施設で、LUMIRA® エアロゲル技術を組み込んだ Xtralite の構造用ガラスが設計の主要な要素となっています。 本プロジェクトの設計を担当した Andrew Bottomley 氏は、設計コンセプトを次のように説明しています。「基本計画はアンモナイトから着想を得たもので、この地域の誇り高き石炭鉱業の伝統に関連しています。 湾曲した壁が敷地の裏手の最も高い地点から建物の中心に向かって下降し、受付カウンターの位置で終わっています」

この複合施設はさまざまな活動スペースで構成されており、Xtralite の長い筒型ヴォールトのルーフライト (一部通気口を含む) を備えた独特のルーフスケープを頂いています。 ガラスは LUMIRA® エアロゲルが充填された多層のポリカーボネートで、高い熱性能と音響性能、および高レベルの拡散自然光を提供します。

プール場で使用されている建築用繊維の断熱値は、建築法規で義務付けられている数値よりも 50% 高く、他のすべてのエリアと比べても 25% 高くなっています。 この施設は自然光を最大限に活用するように設計されており、これを実現するために最先端の建築技術と建材が使用されています。 日光のモデリングはメイン プール、初心者用プール、フィットネス ルーム、およびスポーツ ホールで実施され、人工照明の助けなしに 1 日中必要な光量が得られるようになっています。 プール場のガラスの設計と向きは水面のグレアと直射日光を防ぎながら、質の高い自然光を維持します。 効率的な昼光照明を備えたエリアにはすべて自動デイライト スイッチが用意されており、光センサーによって照明器具を設定した明るさで作動させることができます。

Max Fordham Consulting Engineers の Andy Johnson 氏は次のように語っています。「昼光照明を強化することによってエネルギーがどの程度節約されるかを調べ、日中に照明をオフにすると年間 53,000 kg (53 トン) の CO2 が削減されると試算しました。 これには、節約をさらに推し進めると思われるプール場への太陽利得は含まれていません。 さらに、従来のルーフライトよりも U 値が向上していることから、熱損失の二酸化炭素コストは年間 18,000 kg (18 トン) の CO2 から 11,000 kg (11 トン) の CO2 に低下します。 したがって、LUMIRA® エアロゲルルーフライトはこの建物のエネルギー性能に大きく貢献しています」

「しかし、私は光の質がさらに重要であると考えています」。Johnson 氏は述べます。 「空間に入った光は拡散し、グレアの問題を軽減します。 このスポーツホールでは、バドミントンをしている人たちがまぶしく感じることを懸念していたので、最初はルーフライトにバッフルを付けてグレアを最小限に抑えるつもりでしたが、これは LUMIRA® エアロゲルによって不要であることがわかりました。プール場では、水面からのグレアと反射を抑えることも非常に重要です。 設計者も私も LUMIRA® エアロゲル ルーフライトで照らされたこの空間の感触にとても満足しており、私は拡散光が特にうまく機能しているように思います」

  • 設計者: Wm Saunders Partnership, LLP
  • エンジニア: Max Fordham Consulting Engineers
  • パートナー: Xtralite Rooflights