< 昼光照明

モンクシートン コミュニティ ハイ スクール (イギリス・タインサイド)

これは質の高い昼光照明システムが 21 世紀の教育の中で果たす役割についてのすばらしい例です。

Monkseaton Community High School in Tyneside England

イギリス北部タインサイドにあるモンクシートン コミュニティ ハイ スクールの革新的設計は、後に Devereux Architects と名称を改めた建築機関によって行われました。基本的な理念は、約 1,000 人の生徒を収容する明るく近代的な最先端の施設を作ることでした。 校内を日光で満たし、明るく快活な空気のあふれる校舎を作るという構想は、"オープンな" 学習を奨励するために行われたもので、これは従来の "制度に沿った" 校舎の設計を大きく変化させるものでした。

その結果、学校の中心部に大きな中央スペースが設けられ、そこに独立した学習エリア、講習スペース、社交エリアや小会議用エリアなどが、体育館およびスポーツ施設とともに設置されました。 図書館、教室、および講習エリアは、常時使用を念頭にそれぞれの間の移動エリアを最小限に抑えるよう設計されました。 設計コンセプトの重要な要素となったのは、ルーフライトをフルに活用することでした。 幅 6 m の連続的な Xtralite LUMIRA® エアロゲル ルーフライト (全長約 50 m におよぶものもあり) が 7 か所、曲線的な天井面に沿って設置され、これらは天井面積の 35% 以上を覆っています。

Parsons Brinckerhoff によって実施された複雑なコンピュータ モデリングを使用して、太陽光の取り込みを最大限とするとともに、熱、通気、音響、および炎のエンジニアリングシステムを評価しています。 完成した建築物で実際に得られる昼光照明には、設計モデルとの整合性があることが示されています。 この建築手法では、その革新的なアプローチにもかかわらず、この地域に最近建築された他の学校よりも少ない建築費用が実現しています。                

プロジェクト統括責任者を務める Ian Lancastle-Smith 氏は次のように述べています。「私どもにとって環境と持続可能性の課題は最も重要でした。この建築物は、BREEAM の「きわめて良好」という評価を得ています。 この評価の要因として最も顕著なものは、LUMIRA® エアロゲルルーフライトによって得られる比類のない断熱性と組み合わせた自然光によるエネルギー節約です。その効果は、建築法規による要求事項をはるかに超えています。 私どもは、この建築手法で得られた光の量と質に大変満足しています。北側採光で典型的な寒色は学校に理想的です」

モンクシートンの校長である Paul Kelly 氏は次のように述べています。「この校舎は明るくて風通しがよく、これまで私が勤務してきた学校環境の中で最良のものです。生徒も、より健康で楽しく勉学に励むことができます」

  • オーナー: モンクシートンコミュニティハイ スクール
  • 設計者: Devereux Architects
  • パートナー: Xtralite Rooflights