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JF アハーンビルディング (米国ウィスコンシン州フォンジュラック)

屋根付きの中庭と接続通路を対象とするパートナーシッププロジェクトです。

JF Ahern Building in Fond du Lac Wisconsin USA

ウィスコンシン州フォンジュラックにある JF アハーンビルディングのオーナーは、その事業の成長を維持するためにオフィススペースの増強を必要としていました。 彼らは可能な限り広いスペースを求めていましたが、既存のオフィスビルの取り壊しまでは望んでいませんでした。 また、確実に増加しているエネルギー需要の傾向から、可能なあらゆる面で、エネルギー効率に優れた業務環境にする必要性も認識していました。

オーナーと設計者はある解決方法にたどり着きました。 ビルのオーナーは隣接する不動産を買収する行動を起こし、より大きなスペースに必要な土地を手に入れました。 PTD の設計者は、エネルギーの使用効率を最大限とし、既存のビルに 5017 m2 の新たなオフィス施設を増築する設計を思いつきました。 JF アハーンプロジェクトの責任者である Craig Bahr 氏は次のように述べています。「既存のビルに新しいビルを接続することには、いくつかの課題がありました。 私どもは、2 件のビルを 20 フィート隔てる中庭を設け、その端に吹き抜け階段と接続通路を設置することにしました。 ここは、Kalwall と LUMIRA® エアロゲルルーフライトを組み合わせて、天井付きの中庭と全長 30 m の連絡橋としています」

2 件のビルの間に設けたこのような長い通路では、どのような天候の下でも内部の温度を一定にする必要があります。 Kalwall は、同社の最新製品である Kalwall と LUMIRA® エアロゲルルーフライトの組み合わせを提案しました。この方法であれば 20 の R 値が得られます。Bahr 氏は次のようにコメントしています。「これは優れた発想でした。 この断熱性の天窓からは、中庭のほか、ビルの中からそれを見下ろすオフィスに自然採光が得られます。 この方法により、太陽熱利得が少ない優れた断熱性が実現しています」

Kalwall と LUMIRA® エアロゲルで覆われた中庭を歩くことはどの季節でも大変気持ちがいいものであると Bahr 氏は述べています。 この構想は、この物件に見られる他の持続性設計の特徴に沿ったものです。 たとえば、このビルでは雨水を蓄積してトイレの水洗に使用し、エネルギー使用量が少ない時間帯に凍らせた氷で日中の設備を冷却しています。 JF アハーンビルディングは、LEED® Gold 認定を申請中です。

  • 設計者: PTD Architects
  • パートナー: Kalwall