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Building 115 混合ビル開発 (米国ワシントン州シアトル)

シアトルのフリーモント地区にある Building 115 は、住居、オフィス、作業場、および小売業環境を 1 つの芸術的かつ機能的な混合ビルに統合した多面的建造物です。

Building 115 Mixed Use Development in Seattle Washington USA

Building 115 は建築家かつオーナーである dBoone Construction の Dave Boone 氏によって開発され、設計は Graham Baba Architect が担当しました。 Building 115 が直面した課題の 1 つは、構造的に安定していて外観も美しく、同時に最大量の日光を取り入れることができるバランスの取れた素材を使用することでした。 このビルは夜間には照明灯の役割も果たすことができ、内部照明効果を提供すると同時に高レベルのプライバシーも維持します。

解決策として、Technical Glass Products 社 (米国ワシントン州 Snoqualmie) の Pilkington ProfiliT™ チャネル ガラス システムを、LUMIRA® エアロゲルを充填した多層式ポリカーボネート パネルで断熱することになりました。 約 50 ㎡ の Opal LUMIRA エアロゲルがチャネル間に組み込まれたことで、自然光を拡散させ、断熱性を付与し、隣接するにぎやかな通りの騒音を低減させることが可能になりました。 鋳造ガラス チャネルには異なる半透明性を備えたさまざまな色および質感のものがあり、プライバシーを損なうことなく自然光を透過させます。 各チャネルは長さ最高 7 m で、水平または垂直に設置し、直線的、曲線的、または蛇行性の形状に構成することができます。 Building 115 では、エネルギー性能をさらに高めると同時に音響透過率を低下させるため、建築士たちが LUMIRA エアロゲルを各チャネル間の囲まれたスペースに取り入れました。 

「視覚的に、表通りの活動と共鳴する建物を作りたかったのです。 しかし空間を居住可能なものにするためには、透明性とプライバシーのバランスをとる必要がありました」と、Graham Baba Architects の社長 Jim Graham 氏は語っています。 「光を透過させ、プライバシーを守り、かつ昼も夜も視覚的に興味深く見える素材が必要だったのです」

TGP プロジェクト マネージャの Ron Madeley 氏は次のように話しています。「Building 115 は普通の建物ではありませんでした。過去の単一のプロジェクトでは例を見ない、いくつかの難しい要素と素材がチャネルグラスの壁に統合されているからです。 ガラス製のコーナー部、一体型のビジョン ライト、および建物内部の各階にわたる段階式の遷移方式のため、レイアウトは完璧でなければなりませんでした」     

  • 建築家兼オーナー: dBoone Construction の Dave Boone 氏
  • 設計者: Graham Baba Architects
  • パートナー: Technical Glass Products
  • LUMIRA® エアロゲル充填パネル: AmeriLux International