断熱塗料

市場で最も熱伝導性が低いエアロゲル塗料添加剤は、熱管理の対処方法に変革をもたらします。

断熱添加剤として比類ない性能をもたらす、キャボットの ENOVA ® エアロゲル は、新たなクラスの断熱塗料の基盤です。 これらの製品は、エネルギー効率、セーフ タッチ、結露の分野に長年存続する問題を解決します。基質表面に結合するため、保温材下腐食 (CUI) の可能性が大幅に低下します。 写真 (右) に示すように、水タンクおよび接続されたパイプ上の結露を制御しようと模索する中で、エンジニア達は、キャボットのエアロゲルを使用した Tnemec 社の革新的な断熱塗料系、Aerolon を選択しました。

エネルギー効率

伝熱表面を扱うとき、断熱材によって得られる利点のほとんどは最初の非常に薄い保護層に由来します。 高充填エアロゲル塗料は熱流への耐性に優れており、非常に薄い塗膜で熱損失を大幅に下げることができます。 熱モデリング (3EPlus) および確証試験では、エアロゲルベースの塗料はわずか 150 ミル (0.150 インチ) の塗膜で加熱タンク内の温度の維持に必要な電力を 50% 超削減しました。

セーフ タッチ

ENOVA エアロゲル製品をセーフ タッチ塗料システムに組み入れると、接触熱傷の防止に役立つとともに、処理困難な可能性がある表面積を効果的にカバーするのに必要な柔軟性が実現されます。 塗装 1 回あたり高い DFT (乾燥被覆厚さ) で配合した場合、1 ~ 2 回の塗装を行える可能性があるため、米国労働安全衛生局 (OSHA) の推奨する “セーフ タッチ (触れても安全)” な表面が生成されます。 キャボットの広範な設置済みのセーフ タッチ用途でエアロゲル添加剤の利点を活用すれば、当社の ENOVA エアロゲルが究極の断熱塗料添加剤ソリューションとしての定評を得ている理由が容易におわかりいただけることでしょう。

結露

表面温度が露点を下回ると、凝縮が起こり、まもなく湿害が発生します。 キャボットの エアロゲル粒子 を多量に含む塗料は、塗布される基材の温度プロファイルを劇的に変化させる可能性があり、多くの場合塗面の温度を水の凝縮点よりも高温に維持します。  発汗表面を持つ既存の構造や、発汗が懸念事項となる新規プロジェクトにおいては、エアロゲルベースの塗料が結露のための新しいオプションとなっています。