排出量

当社は、温室効果ガス (GHG) の排出と大気汚染物質がもたらす気候や公衆衛生への影響、生態系への脅威など、幅広い影響を理解しています。

GHG Intensity

排出量の削減は、製造施設全体の運用効率の向上を示すシグナルでもあるため、当社は潜在的な競争上の優位性として排出量削減に重点を置いています。そしてプロセスにおける排出量を注意深く監視し、規制義務の遵守を維持しながら地球規模での環境フットプリントを低減するために、それぞれの影響を最小限に抑えるよう努めています。また、バリューチェーン全体で排出量の影響を削減するという目標を共有できるようなお客様や関係者と提携し、彼らの製品ライフサイクル全体を通じて排出量を低減するとともに、製品の影響の大幅な低減に貢献できるキャボット製品を提供することを目指しています。 

2022 年は排出量削減目標に向けて順調に進捗しました。SO2強度を引き続き削減したところ、2022 年末までに目標の 56% を達成しました。さらに、2025年の NOX 強度の目標も無事達成しました。当社の米国 Louisiana 州 Franklin 大気汚染制御システム/エネルギーセンターでは、2021 年よりも NOX を 140 トン、SO 2 を 813 トン 排出量を削減して結果に貢献しました。

2022 年におけるポートフォリオ変更には、大量の二酸化炭素排出量を伴う活性炭を生み出す、ピュアリフィケーションソリューション事業の売却が含まれていましたので、その結果として、当初の 2005 年温室効果ガス (GHG) 排出強度ベースラインを現時点で更新することが適切であると考えています。当社は、今後、2025 年サステナビリティ目標のベースライン年度を 2022 年に再設定し、2025 年までに市場ベースの GHG 強度を 2022 年レベルよりさらに 5% 削減するという目標を設定する予定です。

2022 年末までに、改訂後 2005 年ベースラインとの比較で、一次製品の 4% 増産、GHG 排出絶対量の 342,370 トン削減、GHG 強度の 11% 削減となりました。さらに、当社は、エネルギー回収への投資とパートナーシップを通じて、エネルギー関連のお客様が約 497,000 トンの GHG 排出量を回避できるようにしました。これは、GHG 強度削減目標の 55% を達成した事実を反映したもので、当社のエネルギー輸出による年間回避排出量をほぼ 5 倍に増やすことができました。

 

    Nox Emissions

Life Cycle Analysis
当社は、カーボンブラック製品の「Cradle-to-Gate」 (ゆりかごからゲートまで) ライフサイクル評価を実施し、これにより、温室効果ガス排出量の全般的削減と、スコープ 3 排出量についてのお客様との協力を行うための重要なチャンスに注目できました。カーボンブラックポートフォリオ内の特定製品ファミリー向けに、この分析の改良を積極的に行っています。

「CRADLE-TO-GATE」 (ゆりかごからゲートまで)

当社は、カーボンブラック製品の「Cradle-to-Gate」 (ゆりかごからゲートまで) ライフサイクル評価を実施し、これにより、温室効果ガス排出量の全般的削減と、スコープ 3 排出量についてのお客様との協力を行うための重要なチャンスに注目できました。カーボンブラックポートフォリオ内の特定製品ファミリー向けに、この分析の改良を積極的に行っています。

iscc
包括的なライフサイクル アセスメント (LCA) を実施し、長距離トラック用タイヤのバリューチェーン全体における E2C® ソリューションによる潜在的な環境影響を調査しました。評価によれば、E2C DX9640 ソリューションによって排出量と環境影響を大幅に削減できます。LCA の主な結果として、E2C ソリューションにより実現される転がり抵抗の低下により、車両の燃費 が向上し、GHG 排出量を最大 5% ~ 6% 削減できることがわかりました。さらに、E2C ソリューションで製造されたタイヤの耐久性が向上するため使用済みタイヤの量が減り、トラックへの装着に必要なタイヤ製造による正味排出量が総耐用年数で 10% 以上減少します。

E2C® テクノロジーにより温室効果ガス排出量の削減を実現

包括的なライフサイクル アセスメント (LCA) を実施し、長距離トラック用タイヤのバリューチェーン全体における E2C® ソリューションによる潜在的な環境影響を調査しました。評価によれば、E2C DX9640 ソリューションによって排出量と環境影響を大幅に削減できます。LCA の主な結果として、E2C ソリューションにより実現される転がり抵抗の低下により、車両の燃費 が向上し、GHG 排出量を最大 5% ~ 6% 削減できることがわかりました。さらに、E2C ソリューションで製造されたタイヤの耐久性が向上するため使用済みタイヤの量が減り、トラックへの装着に必要なタイヤ製造による正味排出量が総耐用年数で 10% 以上減少します。

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