取締役会

キャボットの取締役は、化学業界の幅広い知識と、戦略的計画、国内外の市場と事業、経営、会計と財務、リスク管理、企業ガバナンス、および公開会社のリーダーシップと監視の分野における経験を有しています。

取締役会は、キャボットの株主によって選出され、経営に貴重な資源を提供します。取締役会は株主に長期的な価値を保証するために、会社の全体的な戦略の方向性を見直し、最高経営責任者 (CEO) を選出し、後継者を育成し、会社と CEO の両方の業績を監視し、年間事業計画と長期戦略を承認します。

取締役は経営者とも協力して、長期的な成功を促進するために、企業家精神、適度な冒険、および投資を奨励します。取締役会は、倫理基準、公正な取引の原則、プロ意識、誠実さ、法的要件への準拠、および倫理的に健全な戦略的目標を優先させる企業文化を積極的に育てます。



バイオグラフィ

Cynthia Arnold

Cynthia A. Arnold

所属委員会: SHE & サステナビリティ

着任: 2018 年

任期満了: 2024 年

2011 年から 2017 年に引退するまで、世界的な塗料およびコーティングメーカー、The Valspar Corporation の最高技術責任者を務めていました。在職中は、8 つの Valspar 事業全体のグローバルテクノロジー部門におけるテクノロジー戦略、プロジェクトポートフォリオ、組織開発を担当しました。2011年の Valspar 入社前は、インク、塗料、および消耗品、顔料、ポリマー、液体化合物、固体化合物、および塗布材料のメーカーである Sun Chemical Corporation で最高技術責任者を務めていました。Arnold 博士は、ミネソタ大学化学工学物質科学科諮問委員会のメンバーでもあります。また、エネルギー貯蔵製品のグローバル プロバイダーである Fluence、特殊化学品、機能材料、テキスタイル産業分野で活躍しているグローバル企業 Milliken &Company、化学および材料企業向け AI・機械学習ソフトウェア プロバイダー Citrine Informatics の取締役会にもメンバーとして所属しています。 


Doug Del Grosso

Douglas G. Del Grosso

所属委員会: SHE & サステナビリティ

着任: 2020 年

任期満了: 2024 年

Del Grosso 氏は、車両シートメーカーである Adient plc 社の社長兼最高経営責任者です。Adient 入社前は、2016 年から 2018 年まで株式非公開の自動車部品サプライヤー Chassix 社の社長兼最高執行責任者を務め、2012 年から 2015 年までは、自動車用シーリングおよび防振システムメーカー Henniges Automotive の社長兼最高経営責任者でした。それ以前は、TRW Automotive に 5 年間在籍し、グローバルブレーキおよびサスペンション事業の副社長兼事業部長を務めました。TRW Automotive 入社前は、Lear Corporation で 20 年以上にわたり多様な経営上の役割を果たし、最終的には社長兼最高執行責任者を務めました。彼は、ローレンス工科大学で機械工学を専攻して理学士号を取得し、ミシガン州立大学で経営学修士号を取得しています。また、全米製造業者協会の取締役会メンバーとしても活躍しています。


Juan Enriquez

Juan Enriquez

所属委員会: SHE & サステナビリティ (議長)、ガバナンス & 指名

着任: 2005 年

任期満了: 2023 年

Enriquez 氏は、2003 年から生命科学研究投資会社 Biotechonomy Ventures の取締役会長兼最高経営責任者、2008 年 3 月から生命科学投資会社 Excel Venture Management の取締役を務めています。それ以前は、2001 年から 2003 年までハーバードビジネススクールで生命科学プロジェクトの責任者を務めました。現在はさまざまな新興企業の取締役会のメンバーでもあります。


Sean Keohane

Sean D. Keohane

所属委員会: 執行

着任: 2016 年

任期満了: 2023 年

2016 年 3 月、Keohane 氏はキャボットの社長兼最高経営責任者に就任しました。キャボットに入社したのは 2002 年で、カーボンブラック事業を担当しました。それ以降、機能製品事業グループの事業部長や、カーボンブラック事業のグローバル マーケティングディレクター、上級副社長兼 Performance Material 事業部長、Reinforcement Materials 部門のトップなど、いくつかの重要な管理職を担当しました。キャボットに入社する前は、United Technologies の一部門である Pratt & Whitney で勤務し、さまざまな統括管理職を経験しました。Keohane 氏は、化学事業を世界、国、および州レベルで代表する業界団体である American Chemistry Council と、機能化学品のグローバル プロバイダーである The Chemours Company の取締役会のメンバーでもあります。ハーバード大学で MBA、プロビデンス大学で経済学の BS を修得しています。


William Kirby

William C. Kirby

所属委員会: 報酬

着任: 2012 年

任期満了: 2023 年

Kirby 氏はハーバード ビジネス スクールのスパングラー ファミリー記念講座教授として経営管理論を担当。2008 年 7 月以降は、ハーバード大学のT. M. チャン記念講座教授として中国研究も担当しています。2006 年 7 月以降は、ハーバード大学名誉教授とハーバード中国基金の委員長も務めています。1992 年からハーバード大学の教職員である Kirby 氏は、ハーバード大学史学科科長、ハーバード大学アジアセンター長、文理学部長、フェアバンク中国研究センター長を務めています。Kirby 氏は、2007 年から 2019 年まで、非分散クローズドエンド型管理投資会社 The China Fund, Inc. をはじめ、分散クローズドエンド型管理投資会社 The Taiwan Fund, Inc. の取締役会のメンバーを務めました。


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Michael M. Morrow

所属委員会: 監査 (議長)、ガバナンス & 指名 (議長)

着任: 2017 年

任期満了: 2025 年

Morrow 氏は、1977 年に公認会計士事務所、PricewaterhouseCoopers (PwC) に加わり、2016 年 6 月にパートナーシップを解消しました。それ以来、2017 年 6 月 まで PwC のコンサルタントを務めていました。在任期間中は、監査と全体リレーションシップ パートナーの両方を担当し、数多くのリーダーシップ ポジションだけでなく、重要なガバナンスの役割も担っていました。Morrow 氏は、財務会計基準委員会の諮問機関である財務会計基準諮問委員会のメンバーであり、2020 年 1 月現在議長を務めています。PwC の全世界パートナー役員会の役員を務め、PwC の米国パートナー役員会の筆頭役員でした。また、それ以前はウェイクフォレスト大学ビジネス スクールおよびロードアイランド大学ビジネス スクールの取締役会のメンバーを務めていました。 


Raffiq Nathoo

Raffiq Nathoo

所属委員会: 監査

着任: 2022 年

任期満了: 2023 年

Salomon Brothers Inc. でキャリアをスタートした Nathoo 氏は、2019 年 8 月から個人投資管理会社である TX3 Sage Rock でマネージング パートナーを務めています。彼は、投資銀行、プライベート エクイティ、およびパブリック エクイティ ビジネスにまたがって 30 年間の経験を持っています。また、Blackstone に 22 年間在籍し、そのうちの 14 年間は専務取締役を務め、エネルギー、電力、およびユーティリティ部門において会社を世界的にリードしました。New Mountain Capital では、客員経営者を務めた経歴があります。これまで、彼はさまざまな事業およびトランザクションのリーダーとしての役割を果たしてきました。Nathoo 氏は、ダートマス大学で政治学学士を取得後、ハーバード大学で MBA を取得しました。彼は、外交問題評議会のメンバーです。 


Sue Rataj

Sue H. Rataj

所属委員会: 執行 (議長)、ガバナンス & 指名 (議長)

着任: 2011 年

任期満了: 2025 年

Rataj 氏は 2018 年 3 月、キャボットの非常勤取締役会長に選出されました。

2008 年 4 月から 2011 年 4 月の定年退職まで、世界的エネルギー企業 BP の石油化学品事業の最高責任者として、BP の石油化学製品事業の世界的な責任を負っていました。それ以前は BP でさまざまな上級管理職を経験し、最近では 2007 年 7 月から 2008 年 4 月まで精製およびマーケティングのグループ副社長を務めました。また、ライフ サイエンス市場、診断市場、応用化学市場で機器、ソフトウェア、消耗品を研究所に提供する世界的なリーダー、Agilent Technologies, Inc. の取締役会のメンバーでもあります。以前は世界的なライフ サイエンス企業 Bayer AG の監視委員会のメンバーであり、2017 年の満了時まで 5 期にわたって務めました。


Andy Wilson

Frank A. Wilson

所属委員会: 監査

着任: 2018年

任期満了: 2025年

2009 年から 2018 年に引退するまで、ライフサイエンス診断、発見、分析ソリューション企業 PerkinElmer の最高財務責任者兼上級副社長でした。PerkinElmer 入社前は、12 年間にわたってライフサイエンスおよび産業コングロマリット Danaher Corporation で、投資者関連部門のコーポレートバイスプレジデントを含め主要な事業開発および財務の役割を歴任しました。これ以前は、AlliedSignal (現在の Honeywell International) に数年間勤務し、財務担当副社長を務め、Commercial Aviations Systems の最高財務責任者を務めました。また、PepsiCo Inc. および E.F. Hutton and Company、ならびに KPMG Peat Marwick で財務および管理において責任ある地位を歴任しています。Wilson 氏は、完全に統合されたグローバルなバイオ医薬品企業 Alkermes、および非常に高い精度と性能を提供するコア技術ソリューションとサブシステムの医療および高度な産業機器の OEM グローバル サプライヤー Novanta の取締役会メンバーです。彼は Select Equity Group L.P. の個人投資部門である Astor Place Holdings のシニア アドバイザーでもあります。それ以前は、Cerberus に買収された、高度かつ洗練された電気機械装置プロバイダー Sparton Corporation の取締役会メンバーおよび監査委員会委員長を務めていました。彼は公認会計士でもあります。


Matthias Wolfgruber

Matthias Wolfgruber

所属委員会: ガバナンス & 指名、報酬 (議長)

着任: 2014 年

任期満了: 2025年

Wolfgruber 博士は、2007 年から 2016 年 1 月に退職するまで世界的な特殊化学品会社 Altana AG の最高経営責任者を務めていました。Altana には 2002 年、Altana Chemie AG の社長兼最高経営責任者として入社し、Altana AG の取締役会のメンバーを務めました。Altana に入社する前は、1985 年から 2002 年まで、米国とヨーロッパの Wacker-Chemie で多数の管理職を務めていました。  彼は、Altana AG の会長であり、合成ゴムと化学中間体の世界大手メーカーである Lanxess AG の会長でもあります。また、2014 年から 2021 年 3 月まで、亜鉛合金製品および化学薬品のメーカーおよびサプライヤーである Grillo-Werke AG の監査役会のメンバーを務め、2015 年から 2021 年 3 月までは高性能特殊建材のグローバル サプライヤーである Ardex Group の会長を務めていました。 


Christine Yan

Christine Y. Yan

所属委員会: 報酬

着任: 2019 年

任期満了: 2024 年

Stanley Black & Decker のインテグレーション担当副社長として Nelson Fastener Systems の統合を成功に導いた Yan 氏は、2018 年に退任しました。これ以前は、中国の上海に拠点を置く Stanley Black & Decker のアジア社長および Stanley Storage and Workspace Systems の社長を務めていました。彼女は 1989 年にエンジニアリング インターンとして Black & Decker でキャリアをスタートし、2006 年に Engineered Fastening 事業の Global Automotive 社長に就任、同社初の女性ビジネスユニットの社長になりました。Yan 氏は、Modine Manufacturing Company、ON Semiconductor、および Ansell Limited の取締役も務めています。中国山東省の山東大学で理学士号、ミシガン州デトロイトのウェイン州立大学で機械工学の修士号、同州アナーバーのミシガン大学ロス スクール オブ ビジネスで経営学の修士号を取得しています。